量子的ダイアグラム(ファインマンダイアグラム)
古典的な伝播関数と同様に、量子的な伝播関数もダイアグラムで表すことができる。これが、いわゆる「ファインマンダイアグラム」と呼ばれるもので、表1.4のような変換表によって描かれる。
古典的なピンボールゲームの場合と同様にして、(1.35)のG+(k,ω)をダイアグラムにすると、
(1.38)
となる。さて、k及びωはすべて同一であるから、どこと連結する矢印も同じものである。従って、(1.38)を次のように表すことも可能である。
(1.39)の結果を表1.4に従い変換すると、数式で求めたものと同じ結論となる。
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